所の神様ありがたがらず?

全国の別表神社、旧官国幣社をコンプリート目指して巡っています。instagram→https://www.instagram.com/attacus358

寒川神社(神奈川県寒川町)


主祭神: 寒川比古命 さむかわひこのみこと
            寒川比女命 さむかわひめのみこと
社格等:相模国一宮、式内社名神大社)、旧国幣中社別表神社

全国唯一の八方除の守護神として有名な神社で、昇殿参拝者数は全国一。
八方除とは全方位からのあらゆる厄を取り除く御神徳である。

主祭神二柱を併せて寒川大明神と称する。記紀に登場しない謎の神だが、太古の相模地方を開拓した人々の奉じていた神であったらしい。
古代では相模湾は当地まで入り込んでおり、海に面していたと推定される事や、「寒川」の名前からも元は水の神ではないかといわれる。
讃岐国(香川県)にも寒川という地名があり、讃岐から渡来した忌部氏や、相模や房総半島周辺の海を支配した三浦氏が要請したという説もある。

本殿裏手の神苑 神嶽山神苑かんたけやましんえんは祈祷を受ける事で入苑できる。(最低初穂料3,000円)

JR宮山駅から徒歩10分以内の位置にあり、アクセスは良好。


境内入り口の三之鳥居。


神門のねぶた。夜にはライトアップされる。年末という事もあり、朝からかなりの人出。


規模の大きい神社としては凝ったデザインの御朱印。初穂料は珍しい事に自由となっている。(手間など考えれば500円は奉納するべきだろう)





令和5年12月29日 奉拝
一宮 1/106
国中 1/46
別表 3/353

猫神社(鹿児島県鹿児島市 仙巌園内)


主祭神:猫神
社格等:無格社

読みは「ねこがみしゃ」

九州屈指の景勝地 仙巌園せんげんえんの敷地内に鎮座。
島津家17代当主・島津義弘朝鮮出兵の際、航海中に瞳の大きさで時間を計るために連れて行ったという猫を祀る。
そのため時の神としての神格を持つという。
ちなみに、こうした「猫の目時計」の逸話は世界中に古くから存在する。

連れて行った数匹の猫たちの内、2匹が航海と朝鮮の陣中を経て無事薩摩に戻ったというのだから、本当なら驚きである。これに因んでペットの無病息災がご利益との事で、どの絵馬にも参拝者各々のペット名前があるのが印象的だった。
実家にいる猫の無病息災も祈願しておいた。
2024年2月に仙巌園敷地内で遷座したようで、今はまた違う外観になっていると思われる。


実家の猫たち。


御朱印売店で頂ける(書き置き式)。師走の大掃除仕様。


可愛らしい限定の御朱印帳も販売している。


御殿の縁側からの眺め。噴煙を上げ続ける桜島雄大な美しさは現実感が無い程だ。




令和5年12月3日 奉拝

天岩戸神社(宮崎県高千穂町)


主祭神:東本宮 天照皇大神あまてらすすめおおかみ
   :西本宮  大日孁尊 おおひるめのみこと
社格等:旧村社、別表神社
主祭神は両柱とも天照大神の別名。
読みは「あまのいわとじんじゃ」
パワースポットとして全国的に有名な神社。

東本宮の鳥居。社殿は階段を少々登った先にある。

東本宮拝殿。

本殿横から。鏡が見える。

東本宮と西本宮は岩戸川を挟むように鎮座している。中間地点にある、あまのいわと橋からの写真。

西本宮の鳥居。東本宮は人もまばらだったが、こちらは観光客で賑わっており、ツアー客も来ている。休日は30分おきに宮司さんによる境内の解説が聞ける。


天照大神像。宮崎県の観光ルート、「ひむか神話街道」の起点地点らしい。

西本宮拝殿。御神体である天岩戸は社務所に申し込む事で拝む事ができる。撮影禁止の為、写真なし。


西本宮の裏に出て、天安河原あまのやすかわらへ向かう。沢の冷気が身に沁みる。


天安河原拝殿、横から。中々の圧迫感がある。


御朱印は西本宮の社務所にて頂ける。「岩」を覆うような「天」が印象的な、素晴らしい御朱印





令和5年12月24日 奉拝
別表2/353

荒立神社(宮崎県高千穂町)

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主祭神:猿田彦命、天鈿女命

社格等:旧村社

読みは「あらだてじんじゃ」

 

f:id:attacus:20240222113910j:image楽殿(神楽を舞う場所)。

 

f:id:attacus:20240222090500j:image裏山の宮跡。明治期の合祀政策によって高千穂神社に合祀され一度廃されているが、元々の本殿があった位置だろうか。

 

f:id:attacus:20240222090513j:image裏山には干支の形をした木板が配置されている。取り敢えず干支の順番の数だけ備え付けの木槌で叩いて回った。静かな山中に良い音が響く。

あちこちに高千穂観光大使のアンミカ氏の新聞記事やテレビ画像が貼ってあり、アンミカ推しがすごい。

 

令和5年12月24日 奉拝

高千穂神社(宮崎県高千穂町)

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主祭神:高千穂皇神(たかちほすめがみ)、十社(じっしゃ)大明神

社格等:国史見在社論社、旧村社、別表神社

【由緒など】

主祭神高千穂皇神神武天皇の祖である日向三代の総称。十社大明神神武天皇の兄、三毛入野命(みけぬのみこと)とその妻子神9柱の総称という。

創建は社伝によれば神代まで遡る。鎌倉時代には源頼朝畠山重忠(『鎌倉殿の13人』では中川大志が演じた)を代参として派遣し、多くの神宝を奉納した。また、南北朝時代にも征西将軍懐良親王により神宝が奉納されたという。

 

f:id:attacus:20240221122321j:image社殿向かって左手の夫婦杉。

 

f:id:attacus:20240221122353j:image毎夜、観光向けに代表的な演目を抜粋した夜神楽(よかぐら)が舞われる。元々の夜神楽は夜通し舞われるというから驚きだ。

 

f:id:attacus:20240221122356j:image御朱印。かなり達筆の神職さん。

付近には関係の深い槵觸(くしふる)神社があり、御朱印高千穂神社にて頂ける。

限定の御朱印帳も販売している。かなり良いデザインで買わなかった事を少し後悔。(写真なし)

 

f:id:attacus:20240221122424j:image大鳥居。どことなく昭和のスーパーロボットのような雰囲気。左手に見える道路を下っていくと、有名な高千穂峡に出られる。

 

f:id:attacus:20240221122505j:image高千穂峡

 

f:id:attacus:20240221122609j:imagef:id:attacus:20240221122613j:image貸しボート場。

 

f:id:attacus:20240221232406j:image槵觸神社の鳥居。

 

令和5年12月23日 奉拝

別表 1/353